ライフスタイル 2023年8月24日
クリスマスの時期になると食べたくなるケンタッキーや骨のついたてりやきチキン。
わんちゃんは必ず反応して食べたそうにしてますよね?
鶏肉は食べれるから犬に与えても大丈夫と思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
今回は鶏肉に関するわんちゃんの情報をまとめてご紹介していきますので、是非参考にしてください。
ケンタッキーフライドチキン(KFC)は魅力的な香りとジューシーなチキンは多くの人々を引き寄せています。
しかし、人間の食べ物と犬の食事は異なり、犬にとって安全で栄養価のある食事を提供することが重要です。
ケンタッキーフライドチキンは通常、高脂肪で高塩分の食品であり、これは犬にとっては適切ではありません。
鶏の骨がのどや消化器管に刺さる危険性もあります。
犬猫に脂身を与えると急性膵炎などの原因になり、特にフライドチキンや唐揚げは少量食べただけでも発症することがあります。
高齢動物は肝臓、胆のう、膵臓を悪くする子が多いです。
犬が誤飲・誤食した場合は、通常2~3時間ほどは胃内に残っているため、数時間以内であれば受診して内視鏡などで取り出してもらうことができます。場合によっては、催吐させることもあります。
食べ物の中には、犬にとって有害な成分が含まれていることがあります。
ガーリックやオニオンなどの食材は犬にとって毒性があり、摂取すると健康に悪影響を与える可能性があります。
調理法や調味料によっては、動物にとって有害な成分が増加することも考えられます。
犬が骨付きの鶏肉を誤って摂取してしまったら、速やかに獣医に連絡して動物病院へ行くことをおすすめします。
調理方法や大型犬など食べてしまっても消化されて大丈夫だった件も過去にありますが、
鶏の骨は砕けやすく、犬が噛むことで鋭い破片になりやすいです。
骨は犬にとって危険であり、消化器官に損傷を与える可能性があるため、速やかな対応が必要です。
通常異物を食べた時の治療は、体重と異物の大きさの比較により、以下の4つに分かれます。
実際に私は過去に手羽先を蒸して調理したものを落としてしまい、ポメプー(4歳)が1本ボリボリ食べてしまいました。
その時間は20時すぎていたので近くの動物病院が空いていなく、タクシーで緊急外来を受診しました。
動物病院の先生には鶏肉の骨は砕けて刺さりやすく、体内を傷つけるので危険だといわれました。
手羽先の骨を吐くように薬を注射され、無事に手羽先の骨を吐いてくれました。
病院の金額は場所や時間によっても違うと思いますが、そのときは5万円ぐらいでした。
その日は薬の影響もあってぐったりしてましたが、次の日には元気になり、いまでも鶏肉が大好きですが、骨のついたお肉を愛犬の前では二度と食べません。
鶏肉を使用した犬用のドックフード、トッピング、おやつなど様々な商品が多数販売されていることからも、鶏肉は犬に与えても大丈夫な食べ物となります。
鶏肉といっても以下のような状態のものを愛犬に与えることはおすすめできません。
愛犬が鶏肉を大好きだからといって、鶏肉ばかりを与えていると偏食につながる危険性もありますし、中には鶏肉にたいして食物アレルギーを引き起こしてしまう体質の犬もいるため注意が必要です。
三大栄養素の1つであるタンパク質が、とてもバランスよく含まれており、特に身体を作るためには欠かすことのできない必須アミノ酸は豚肉や牛肉よりも多く含まれているため良質なタンパク質源ということができるでしょう。
また、肉食に近い雑食の犬においては植物性タンパク質よりも動物性タンパク質のほうが効率よく吸収することができると考えられています。
鶏の必須アミノ酸は牛や豚より多く含まれています。病気になりにくく、免疫力を上昇させる働きがあります。
油に溶けやすい性質を持つ脂溶性ビタミンであり、体内に入ると脂肪とともに小腸から吸収され、大半が肝臓に蓄えられます。
被毛や皮膚、粘膜を健康に保つ働きがあり、また視力の維持にも役立ちます。ビタミンAが不足してしまうと免疫力の低下や骨の形成不全などにつながるため、かかすことのできない栄養素の1つでもあります。
イミダペプチドは疲労回復や認知予防、老化防止などの働きに効果があります。一度に大量の摂取は出来ないため、少しずつ日々の食事から摂取するようにしましょう。
タンパク質の合成に関わる酵素などの様々な酵素を活性化することで、肝臓、腎臓、膵臓といった臓器だけではなく、皮膚や被毛の代謝、骨の形成などの様々な機能に関わる重要なミネラルとなります。
腸粘膜細胞のエネルギー源として使われることで、腸粘膜の健康維持に重要な働きをすることが知られています。
また、免疫力の増加によって腫瘍の成長や転移の速度を低下させる可能性があることも報告されているアミノ酸となります。
犬の食事では肉類を50%を与えることが理想的であります。以上に記載した適量はあくまで参考として頂き、自身の犬にあった量を与えるようにしてください。
犬の適切な鶏肉の量や鶏肉を使ったレシピを紹介しましたが、鶏肉には更に注意する点がいくつかあります。
飼い主様が鶏肉に対して間違った鶏肉の与え方をすると、体調不良になる可能性があります。
鶏肉を犬に与える場合は、茹でるなど必ず火を通してから与えるようにしてください。
決して生で与えてはいけません。
生の鶏肉には大腸菌やサルモネラ菌、カンピロバクターと言った菌が付着している恐れがあります。生で食べた場合、感染症にかかり、下痢や嘔吐など体に悪影響が起こります。
特にカンピロバクターは高確率で生の鶏肉に潜んでいるため注意しましょう。
鶏肉に限った話ではありませんが、牛や豚を与える場合も必ず加熱してください。菌は熱で滅菌することが可能です。鶏肉の中心部を75°で1分以上加熱すれば死滅ができます。
また、腐った鶏肉も与えないでください。
初めて鶏肉を与える場合は、少量の鶏肉を与えて様子を見るようにしましょう。また、鶏肉のアレルギーを持つ犬には鶏肉を控えるようにしてください。
鶏肉のアレルギーが発生した場合、下痢や嘔吐、目の充血や皮膚をかくといった症状が現れます。
鶏のアレルギーは先天性と後天性があるため、油断しないよう注意深く犬を観察してください。
また、鶏肉のささみやむね肉にはリンと呼ばれる成分が含まれています。
リンを過剰摂取すると尿毒症や腎不全などに繋がるため、腎臓の病気を患う犬には鶏肉を与えないようにしてください。
そのため、腎臓の病気を患う犬に鶏肉を与えたい場合は、動物病院へ必ず相談しましょう。
犬に鶏肉を与える場合、フライドチキンなど人間が食べる加工食品は絶対に与えてはいけません。
人間の加工食品には、塩や砂糖、香辛料などが味付けされています。そのため、人間用の加工食品を犬が食べた場合、塩分過多や肥満、病気などに繋がる可能性が高いです。
中にはナツメグやにんにく、玉ねぎなどの調味料が味付けされていることもあるため、中毒を起こし、犬の命に関わる可能性があります。
そのため、犬が人間用の加工食品を間違って食べてしまった場合は動物病院へ連れて行くようにしましょう。
鶏肉を使ったレシピをいくつかご紹介します。
犬と鶏肉についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
愛犬に与える際の鶏肉について説しました。
私たちが普段食べている鶏肉ですが、犬に与える場合は注意することがたくさんあります。
鶏肉が大好きな犬は多いです。そのため、可愛い顔しておねだりすることが上手ですが、与えすぎに注意しましょう。鶏肉は適量で与えるよう心掛けてください。
愛犬と一緒に健康で楽しい毎日を送るために、鶏肉を使ったご飯を作ってみてはいかがですか?