しぐさ・生態 2023年2月1日

犬が飼い主さんをペロペロなめる理由 愛情いっぱい!

犬が飼い主さんをペロペロなめる理由 愛情いっぱい!

犬がよくする、ペロペロとなめるしぐさ。

今回は、犬が飼い主さんをなめる理由とともに
「ペロペロなめる」かわいい犬たちの画像を紹介します。

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飼い主さんをなめるのは犬の愛情表現のひとつ

飼い主さんをなめるのは犬の愛情表現のひとつ

犬は愛情を示す行動のひとつとして、
犬やほかの動物の身体を舐めるという習性があります。

最大級の愛情表現は、口を舐めること。

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オオカミなど野生のイヌ科の動物の群れでは、
服従心を示すために、相手の顔を舐める行動も確認されています。

現代の犬たちは、飼い主さんの顔を舐めたところで
食べ物をもらえるわけではありませんが、
飼い主さんへの愛情を示すスキンシップの一環として舐めているのは間違いないでしょう。

犬の舌は人にとっての“手”

飼い主さんが愛犬を手でなでてかわいがるのと同じように、
犬も「大好き♡」という気持ちを、舌でなめて伝えようとしているのかもしれません。

また、犬にとってなめる行為は感情表現のひとつなので、
なめる場所やなめるときの状況によって、
さまざまな気持ちが読み取れるといわれています。

場をなごませたくてペロペロなめることも

たとえば、家族がケンカをして飼い主さんが怒っているときなどは、
犬がピリピリとした空気を察し、元の平和な雰囲気に
戻そうと飼い主さんをなめることがあります。

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犬が飼い主の顔を舐めてきたときの注意点

犬が飼い主の顔を舐めてきたときの注意点

犬は飼い主さんの顔以外にも、
さまざまなものを舐める習性があります。

まず、排尿後に、犬自身がお尻まわりを
舐めてきれいにする行動はよく目にするのではないでしょうか。

そのほか、興味のあるものの臭いを嗅いだあとに、
舐めて味を確かめようとする場合もあります。

たとえば、電柱についたほかの犬の尿などです。 さらに、犬によっては食糞(うんちを食べてしまう行動)が見られることもあるでしょう。

尿や便などがついている愛犬の舌で、
飼い主さんが顔を舐められるのは衛生的とは言えません。

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また、7割ほどの犬は、パスツレラという
常在菌を口腔内に持っています。

犬には悪い影響のない菌ですが、
免疫力が低下している人や基礎疾患を持つ人などでは、
パスツレラ感染症という人獣共通感染症を発症する恐れがあります。

これらを考えると、もし愛犬が顔を舐めてきたら、
すぐに水洗いをしたりウェットティッシュで拭くなどしたほうが良いでしょう。

特に口は、感染症の原因にもなるので
舐めさせないようにしてください。

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犬が顔を舐めるのをやめさせる方法

犬が顔を舐めるのをやめさせる方法

犬が人の顔を舐めると、人が病気になる可能性があるほか、
衛生面を考えてやめさせたいものです。

顔ではなくて手であれば、愛犬のしつこいペロペロ攻撃に遭っても、
人がその手を口や鼻や目に入れない限りは、感染症などになる危険性は低いでしょう。

せっかく愛犬も飼い主さんへの愛情表現をしているのですから、
もし顔を舐めてこようとしたら、
飼い主さん自身の手で口元を覆って、愛犬が手を舐めるように誘導してください。

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舐められた手はなるべく早く洗って、
愛犬の唾液を落とすのも忘れずに。

飼い主さんだけでなく、
来客や散歩中に出会う人の顔を舐めようとする愛犬には、
まずは“オスワリ”と“マテ”を教えておきましょう

そして、愛犬が好きな人の顔を舐めようと向かっていきそうになったら、
オスワリとマテで行動を抑止するようにしてください。

愛犬が待っている間に相手におやつを渡し、
“ヨシ”の解除の合図で相手に手からおやつをあげてもらい、
好きな人の手を少し舐めさせてあげるのも良いでしょう。

そうすれば、愛犬も舐められなかったという
フラストレーションを抱えずにすみます。

犬が自分の身体やほかの物を舐める理由は?

犬が自分の身体やほかの物を舐める理由は?

犬が自分の身体やほかの物を舐めることがあります。
その主な原因はについて見ていきましょう

自分の手足やしっぽを舐める理由

犬が足先や尾先などを舐め続けることがあります。
その原因として多いのは、ストレスを発散するため。

飼い主さんとのコミュニケーション不足や運動不足などが生じると、
退屈しのぎに足先や尾先を舐めたりかじったりする犬が少なくありません。

また、屋外の物音や雷などに恐怖心を抱き、
その不安な気持ちをまぎらわせるために足先や尾先など、
自分の口の届く範囲の身体を舐めることもあるでしょう。

物を舐め続ける理由

犬はさまざまな物を舐めますが、
床を舐め続けるケースもめずらしくありません。

犬が床や家具を舐める理由は、
こぼした食べ物やその匂いがついていることが考えられます。

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食べ物の匂いが取れたら
舐めるのをやめると思います。

床をずっと舐める場合は、
愛犬が自分の気持ちを落ち着けようとしているケースが考えられます。

不安な気持ちを、床を舐める行動によって解消しているのです。

退屈でストレスが溜まった時も、
床を舐め続けることがあります。

同様に、不安解消やストレス解消を目的に、
サークルやクレートなどを舐め続ける犬も見られます。

犬が自分の身体や物を舐めるのをやめさせる方法

犬が自分の身体や物を舐めるのをやめさせる方法

犬が自分の身体をずっと舐めると、
皮膚の病気の原因になる可能性があります。

また、床やケージなどを舐め続けると、
塗料などの化学物質が愛犬の身体に入ってしまう恐れもあります。

愛犬の健康を守るために、
愛犬が自分の身体や物を舐め続けるのをやめさせましょう。

ストレスを解消しようとして愛犬が舐め続けているようであれば、
まずは、散歩の質や飼い主さんとのコミュニケーションが足りているかを見直してください。

散歩の時間や回数を増やしたり、飼い主さんと室内で
トレーニングやスキンシップをしたりして、心身ともに充足感を与えるだけで、
自分の身体や床などを舐める行為がなくなるケースも少なくありません。

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それでも舐めることが多い場合、フードを仕込める
知育玩具や長時間噛めるおやつを与えるのがおすすめです。

舐めるという行為の代わりに、
ひとり遊びでストレスを解消させてあげましょう。

なお、自分の足先を舐める愛犬に、人間の子供用の靴下などを履かせたり、
包帯を巻いたりする解決策は、物理的に舐められなくはなりますが
余計にストレスを与えてしまうことが多いのでおすすめできません。

神経質や怖がりな気質の愛犬が、不安を解消しようとして
身体や物を舐めている様子であれば、安心できる居場所を提供してあげてください。

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側面と上部が覆われた洞穴のような環境は、
犬がとても落ち着けます。

そのような環境にするため、サークルの上部と側面を布などで覆う、
室内に扉の開いたクレートを常に置いておくといった工夫をすると良いでしょう。

まとめ

まとめ

犬が飼い主さんの顔を舐めるのは、
愛情表現のひとつだと考えて良いでしょう。

ただし、犬の口の中は衛生的だとは限らないのと、
犬の口腔内の細菌が人にうつって病気になることもあるので、
愛犬に人の口は舐めさせないようにしましょう。

また、犬が自分の手足や尾を舐め続けると、
皮膚病になる危険性があります。

床やケージなどをずっと舐めることで、
塗料などの化学物質を口にしてしまうかもしれません。

愛犬がストレスや不安を解消しようと、
身近な物や自分の身体を舐めている場合は、
ストレスや不安を取り除くことが重要です。

飼い主さんも愛犬も健康な毎日を過ごせるように、
正しい知識を得て役立ててくださいね。

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