しぐさ・生態 2022.03.25
1日の大半を眠って過ごすわんちゃんですが、飼い主と一緒に眠ることもあります。
わんちゃんが飼い主と一緒に眠る時どこで寝るか、
その位置によって飼い主のことをどう思っているのか分かります。
わんちゃんは様々な場所で寝ることがありますが、
場所によってわんちゃんの気持ちは違います。
飼い主さんと一緒に寝る場合は、
その位置によって飼い主さんとの関係性を読み取ることができるので、
わんちゃんがどこで寝るのかを確かめてみましょう。
わんちゃんが足付近で寝ている場合は、
飼い主さんをリーダーとしてとらえ信頼している証拠です。
お腹付近で寝ている場合は、信頼はしていてもリーダーとみられてない可能性があり、
飼い主さんと自分が同等関係だと思っているかもしれません。
わんちゃんが胸元で眠っている場合は、
飼い主さんのことを自分と同等か、自分よりも下と考えていることが多いです。
主従関係が築けていないことになります。
わんちゃんが頭の上で眠っているならば、
飼い主さんを下に見ている状態になります。
問題行動を起こした場合に制御できないので、
しっかりと信頼関係や主従関係を築きましょう。
また、それまで近くに寝ていたのに、
ふと起きてから離れて再び寝るという行動をとることがあります。
これは、信頼関係が崩れたのではなく、
離れていても安心できると思っているだけなので大丈夫です。
わんちゃんが飼い主さんの足元で寝る理由には、
単に布団の感触を気に入っているということもありますし、
場所を気に入っているということもあります。
どのような理由であっても、
その行動はわんちゃんからの信頼感のあらわれです。
お気に入りの場所だとしても、
不信感を持っている相手の足元で無防備な状態になる睡眠をとることはありません。
その信頼感がある前提で、
わんちゃんが足元で寝るのには色々な理由があります。
わんちゃんが足元で寝る理由のひとつとしては、
飼い主さんを守りたいというものがあります。
足元は、人の頭から1番離れた位置にあり、弱い部分です。
わんちゃんは群れで生活する生き物であり、飼い主さんをリーダーとしてみている場合は、
わんちゃんが足元にいることでリーダーを守ろうとしている可能性が高いです。
わんちゃんが背中やおしりを足にくっつけている場合には、
飼い主さんを守ろうという気持ちからの行動かもしれません。
わんちゃんが飼い主さんの足元で寝るという行動は、
寂しさを紛らわすために行われている可能性もあります。
わんちゃんは群れで行動するため、基本的にはスキンシップをとることが大好きな生き物です。
しかし、飼い主さんが忙しかったり、
なかなかスキンシップをとることができなかったりすると寂しさが募っていきます。
そのため、寂しさを紛らわすために、体を寄せて安心感を得ようとします。
寂しいという気持ちにも似ていますが、
犬が飼い主さんの足元で寝るのは、甘えたいという気持ちもあります。
飼い主さんのことが大好きで、
少しでも構ってもらいたいと考えているわんちゃんは、
日々の生活を思い返し、わんちゃんとのスキンシップが十分にとれているか見直しましょう。
眠っている間というのは、動物にとって1番無防備な状態です。
そのため、一緒に寝る時どんな状態でいるのかで、
わんちゃんが飼い主に対してどう思っているのかが分かります。
今回紹介してきた眠る場所は、あくまでも飼い主との位置関係なので、
ひょっとしたら全く違う理由でその場所にいるのかもしれないことを憶えておきましょう。