ライフスタイル 2022年5月23日
室内犬の夏の熱中症や暑さ対策に欠かせないエアコン(クーラー)ですが
つけっぱなしにしていると電気代が気になる・・・・・・という声も。
犬にとって大敵となる夏の暑さ。夏場はエアコンの使用が欠かせません。
あまりにも低い温度で設定すると、
下痢や嘔吐などの症状を呈すクーラー病になる恐れも。
今回は、犬にとっての適温や効率的なクーラーの使い方、
いつからエアコンをつけるべきなのかなどを解説します。
最近は5月であっても夏日になることがあり、
明確に「いつからクーラーをつけるべき」とは断言できませんが、
冷却グッズなどで犬が快適に過ごせているうちは必要ないでしょう。
うっかり暑さ対策をせず、お留守番をさせることがないように、
天気予報を確認し、必要なら冷却グッズやクーラーなどで快適な環境を整えることをおすすめします。
犬は湿度にも弱いため「冷房はまだいらない」という段階でも、
除湿をしっかりしてあげると、快適に過ごすことができます。
一般的に犬は気温22℃、
湿度60%を超えると熱中症になる可能性が高くなるといわれています。
外気温との差がありすぎても夏バテなどの原因になるため、
クーラーの設定温度(室温)は25〜27℃目安がオススメです。
次に気になる電気代ですが、
「エアコンをつけっぱなしにしている期間がある」飼い主さんの情報を集めてみました。
エアコンをつけっぱなしにしている期間、
1カ月あたりの電気代が普段とはどれだけ変わるのかを聞いてみると、
「夏場のみ普段の電気代より1万円程度UPする」と答えた人が、
最も多いという結果になりました。
次いで「5000円~1万円増」
「1~2万円増」と答える人が多くみられました。
電気代の総額としては、2万円台という人が最も多いようです。
なかには3万円アップという人もいましたが、
回答してくれた方の愛犬がボルゾイとブルドッグという暑さに弱いコンビなので、
飼い主さんは特に気を配っているのかもしれませんね。
電気の使用量は、エアコンの性能や部屋の数・広さ、
住んでいる地域によっても大きく異なると思いますが、
犬を迎えたことによって以前にもまして室温管理を徹底するようになる人は多いようです。
最近はクーラーの性能も上がり
「つけっぱなしの方が料金は安くなる」という考え方が一般的になってきています。
初めは電気代の請求が気になるかもしれませんが、
愛犬のために思い切って試してみるのも良いかもしれません。
電力自由化の動きによって、ペットの電気代に悩む飼い主さん向けに、
ペットがいる家庭には割引が適用させるプランなどを発表している会社もあります。
人感センサーは犬や猫を感知しない場合があります。
室温を管理できない留守番の際は、
人感知機能は停止させ、単純に温度を設定し運転させるのがよいでしょう。
クーラー病(冷房病)は、
外気と室温の温度差によって自律神経が乱れ「食欲不振」「下痢」「嘔吐」といった症状を呈します。
子犬や小型犬、老犬の場合、
気温の変化に敏感なためクーラー病にかかりやすいと考えられています。
より注意深く、いつもと変わったことはないか観察しましょう。
暑さに弱い犬にとってクーラーは
非常に有効ですが、それだけで安心してはいけません。
留守番時に何らかの理由により停電し、
ペットが熱中症になってしまった事例があるのです。
そのため、クーラーをつけておくこと以外にも、しっかりと対策しましょう。
留守番の際は、新鮮な飲み水を数カ所に点在させてあげると、
犬もこまめに水分補給をすることができます。
ろ過装置の付いた自動給水器と併せて、
停電になったときのために陶器製など電気を使わない水飲みも用意しておくと良いでしょう。
クーラーだけでなく、愛犬が自分自身で体温調整ができるよう、冷却グッズを置いておくと、万が一の停電のときも安心です。
扇風機やサーキュレーターをクーラーと併用し、
空気を循環させることで、必要以上に室温を下げなくても済みます。
ただし、事故を防ぐため、カバーを付けたり、
犬が触れない場所に設置したりして、犬にとって安全な環境を作りましょう。
空気を循環させることをイメージして配置するのがポイントです。
体温調整が苦手な愛犬のために対策をしてあげられるのは飼い主さんしかいません。
クーラーと冷却グッズを活用して愛犬と夏を乗り切りましょう。