健康・病気 2023年2月23日

犬がしゃっくりをする原因は?動物病院に連れていくべき?対処や治療は必要?

犬がしゃっくりをする原因は?対処や治療は必要?

犬も人間と同様しゃっくりをすることがあります。
愛犬が急にしゃっくりを始めると、飼い主さんはびっくりするかもしれません。

フードックの案内犬

犬のしゃっくりは多くの場合、様子を見ていれば数分でおさまることが多いですが、中にはしゃっくりと間違えやすい病気や症状(逆くしゃみ)があるため注意が必要です。

今回は、犬がしゃっくりをする原因から、適切な対処法、治療が必要な病気かどうかまで、詳しく解説します。愛犬の健康を守るために、ぜひ知っておきたい知識です。

犬のしゃっくりの原因と症状は?

犬のしゃっくりの原因と症状は?

犬のしゃっくりは、呼吸器系統の一時的な異常によって引き起こされる現象であり、通常は無害です。犬がしゃっくりを起こすと、声は出なくても、お腹や胸のあたりから上半身がヒクっと一瞬動くのが確認できるでしょう。

犬のしゃっくりの原因

  • 緊張や興奮
  • 消化不良
  • 突然の気温変化による急激な体温調整
  • 飲み込み時の舌の引っかかり
  • 食道に異物が挟まっている
  • 気管支の狭窄

犬のしゃっくりの症状

  • 頻繁なしゃっくりの発作
  • 突然の舌出しや吐き出し
  • 咳や嘔吐
  • 呼吸が苦しそうになることがある

犬のしゃっくりが長時間続いたり、症状が重い場合には、動物病院を受診することをお勧めします。
また、犬のしゃっくりを予防するためには、興奮を抑える、食事の管理、定期的な運動などが役立ちます。

犬のしゃっくりを止める方法(応急処置・対処方法)

犬のしゃっくりを止める方法(応急処置・対処方法)

犬のしゃっくりは通常無害であり、治療を必要とすることはめったにありません。

しかし、犬がしゃっくりをしていると不安や心配になる場合があります。
犬のしゃっくりを止めるために試すことができる方法をいくつか紹介します。

マッサージをする

軽いマッサージをすることで、犬のしゃっくりを緩和することができます。
特に首や胸の周りを軽くマッサージすることで、緊張を和らげることができます。

水を飲ませる

犬がしゃっくりをするときは、のどが渇いている場合があります。
犬に水を飲ませて、のどを潤すことができます。

ただの水では、「飲んで」と言っても犬はきっと口をつけてくれません。

フードックの案内犬

ボウルにヨーグルトの上澄み液や、キューブ状に冷凍しておいた鶏スープなどを入れて、「おいしそう! 飲みたい!」と愛犬に思わせる工夫を施すのがコツです。

おいしく味付けをしても水を飲まない場合は、ヨーグルトやバターを飼い主さんの指先につけて、しばらくなめさせても良いでしょう。飲む、なめるといった行動によって、しゃっくりが止まるケースも少なくありません。

環境を落ち着かせる

犬がしゃっくりをする場合、ストレスや興奮が原因となっている場合があります。
環境を落ち着かせるために、周りを静かにすることが役立ちます。

異物を取り除く

犬がしゃっくりをする原因が、のどに異物が詰まっている場合、異物を取り除く必要があります。
しかし、異物を取り除くときには、犬に損傷を与えないように注意してください。

暖かい場所に移動させる

気温変化が原因で犬がしゃっくりをする場合、
犬を暖かい場所に移動させることが役立ちます。

以上の方法を試してもしゃっくりが続く場合、または症状が重い場合には、動物病院に相談することをおすすめします。

しゃっくりを起こしやすい子犬や短頭種

しゃっくりを起こしやすい子犬や短頭種

しゃっくりを起こしやすい子とその原因について紹介していきます。
愛犬が以下に当てはまる場合は、一緒に生活していく上でしゃっくりが出やすいかもしれません。

しゃっくりを起こしやすい犬

短頭種(パグ、フレンチ・ブルドッグ、チワワ、シーズーなど)

鼻呼吸が苦手で呼吸器系の疾患になりやすい犬種
 特にパグやフレンチ・ブルドッグは口が大きいため、食事の際に空気を取り込みやすい
 呼吸の乱れからしゃっくりを起こしやすい

子犬や成長期

食欲旺盛な時期であり体の機能もまだ完全には出来上がっていない子が多い
 ご飯を一気に食べることによる急激な胃拡張や不安感、ストレスなどからしゃっくりを起こしやすい

大型犬

口呼吸をすることが多いため、胃に空気を溜め込みやすい 胃拡張によるしゃっくりを起こしやすい

犬のしゃっくりは、自然におさまってくれることがほとんどです。

しかし、短頭種はしゃっくりから呼吸状態が悪化したり、大型犬のしゃっくりが胃捻転になったりする可能性もゼロではありません。

犬のしゃっくりの予防法と注意点

犬のしゃっくりの予防法と注意点

犬のしゃっくりは、通常は無害な現象ですが、発作が頻繁に起こる場合や症状が重い場合には、動物病院で診察を受けることをお勧めします。

食事の管理

犬に過剰な食事やおやつを与えないようにしましょう。また、食べ物を急いで飲み込ませることも避ける必要があります。

適度な運動

犬には適度な運動をさせることが重要です。運動不足によって、犬の代謝が低下し、消化不良を引き起こすことがあります。

犬の興奮を抑える

犬の興奮が原因でしゃっくりが起こることがあります。犬の興奮を抑えるために、ストレスを減らすように心がけることが重要です。

温度調節

急激な気温変化によって、犬のしゃっくりが引き起こされることがあります。犬がいる環境を適切に温度調節することで、犬のしゃっくりを予防することができます。

犬がしゃっくりをしているときは、安心させるようにしましょう。 犬がしゃっくりをするときに、異物がのどに詰まっている可能性があるため、犬に何かを食べさせることは避けるした方がいいですね。

フードックの案内犬

犬がしゃっくりをするときに、首輪が締め付けていると、症状を悪化させることがあります。
首輪の調整や外し方を確認してください。

犬のしゃっくりが頻繁に起こる場合は、動物病院に相談することをお勧めします。

まとめ

まとめ

決して多く見られる現象ではありませんが、犬もしゃっくりをします。

しゃっくりが原因で犬が命を落とすことはないので、過度な心配は不要です。
しゃっくりの原因として多い早食いなどを改善しても頻繁に見られる場合、病気が原因のケースもあります。
しゃっくりのほかに気になる症状があれば、動物病院を受診しましょう。

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