しぐさ・生態 2022.01.07
排泄器官は常に清潔に保っておく必要があるのですが、
イヌのお尻のケアは、ついつい見逃されがち。
うんちをした後はどうしたらいいか、
悪臭を発する液体出す肛門腺の絞り方、
肛門の周りの毛の処理などについて紹介します。
わんこのお尻はとてもデリケート。
うんちの後はきれいに汚れをふきたいところですが、
強くふくと肌を傷めてしまいます。
市販のお尻シートなどで、
上からそっとぬぐうように、
もしくはつまみとるようにふいてあげてください。
肛門腺は肛門の左右にあります(時計で例えると4時と8時のあたり)。
このなかに独特のニオイのする分泌液がたまるようになっていて、
たまり続けると、わんこはお尻を引きずるようになります。
ときには炎症を起こしてしまうことも。
それを防ぐため、月1回くらいのペースで絞る必要があるのです。
肛門の周りには毛が生えています。
伸び放題にしていると、
うんちがこびりついて細菌が繁殖し、
炎症を起こす危険があります。
うんちがよくついているなと感じたら、
カットしてあげましょう。
わんこをお風呂場などに連れて行き、
しっぽをもち上げて肛門が
よく見えるようにします。
左右の肛門腺を親指と人差し指でつまみ、
前方に押し上げるようにして絞り出します。
飛び散らせると非常に臭うので、
お風呂場などで行うのが無難です。
絞り終えたら、肛門をお尻シートなどでやさしくふいて、
きれいにします。
肛門腺絞りは、簡単にできないイヌもいます。
動物病院では肛門に指を入れて押すこともあります。
やり方がよくわからなければ、獣医師が実演して見せてくれるので、
気軽に相談してみてください。