健康・病気 2022年3月23日

愛犬の臭いが気になる。犬の体臭の原因とは?対処法からおすすめグッズまでご紹介

愛犬の臭いが気になる。犬の体臭の原因とは?対処法からおすすめグッズまでご紹介

犬と一緒に暮らしたいと思っていても、 においが気になってしまい、あと一歩が踏み出せないという方は少なくありません。

しかし、いくつかのポイントを知っておけば、においをほとんど気にせずに愛犬と暮らすことはできます。

この記事では犬が臭い原因や解消方法、消臭に便利なグッズも紹介します。

においが少ない犬種も紹介しますので、これから犬を飼う方はぜひ参考にしてみてください。

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犬の体臭が発生するのはなぜ?

犬の体臭が発生するのはなぜ?

犬の体臭の主な原因は、皮脂です。

犬は人間のような水っぽい汗をかかないので、いわゆる「汗臭い」という体臭はありません。

犬の体臭は、皮脂が空気に触れて酸化することで生じます。

皮脂をエサとする菌が繁殖しやすくなる
高温多湿の時期は、とくに愛犬の体臭は強くなるでしょう。

そもそも、犬は自分のニオイが
しっかりついていると安心する習性があります。

体臭は繁殖行動において異性へのアピール材料のひとつにもなり、
母子の心を安定させる材料にもなるからです。

犬の体臭が発生するのはなぜ?

このように、自身のニオイは犬にとってプラス面が多いため、
シャンプー後に体臭が消えてしまうと不安になり、
地面に擦り付けてシャンプーの匂いを消そうとする犬もいるでしょう。

人によっては「獣臭い」と表現することもあるような、
飼い主さんにとっては軽減させたい体臭ですが、
取り過ぎてしまうのも犬にしてみれば迷惑なのかもしれません。

愛犬の体臭対策は、愛犬がストレスを感じない程度にとどめたいものです。

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どこから出ている?犬の臭いの原因

どこから出ている?犬の臭いの原因

まずは犬がなぜ臭いのか、
そしてどこがにおうのかといった、基本的な仕組みを知っておきましょう。

犬が臭い原因として考えておくべきポイントとしては、
主に以下の4つが挙げられます。

口臭

犬のにおいとして、もっとも原因になりやすいのが口臭です。

口臭のケアを行うことは飼い主にとっての大切な役割でもあります。

口臭の原因となる細菌を放置していると炎症を引き起こし、
健康上のリスクも生じやすくなるため、注意しなければなりません。

また、何らかの疾患が口臭の原因になる場合も多いため、
においの種類に異変を感じたときには、病院で検査を受けてみることをおすすめします。

腎臓や肝臓に問題があったり、糖尿病を発症したりするときにも、
症状の一つとして口臭が確認されることは珍しくありません。

体臭

犬は、全身から分泌される汗も、においの原因の一つになっています。

犬には、エクリン腺とアポクリン腺という2つの汗腺があります。

エクリン腺はさらさらしたと汗が分泌されるもので、犬の足裏や鼻先などの一部分のみに存在します。

一方アポクリン腺から分泌される汗は、脂質やタンパク質を多く含み、強烈なにおいを発するのが特徴です。

さらにこのアポクリン腺は、
人間の場合脇などの一部分にしかないのですが、犬は全身に存在するため、強烈なにおいを発するのです。

耳が長い犬種の場合、耳の中が蒸れやすくなるため、
そこから強いにおいが発生する
ことがあります。

また、注意しなければならないのは、病気に起因する耳のにおいです。

中耳炎や外耳炎などの発症や、ケガが原因で耳から
においがする場合もありますので、この点にも十分注意しましょう。

肛門腺

犬には、お尻の穴周辺に肛門腺という部位が存在します。

そこに分泌液が溜まりやすい構造になっており、
かつ分泌液自体が強烈なにおいを発するため、犬が臭いと感じる原因の一つになっています。

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日々のケアが大切。犬の臭い対策

日々のケアが大切。犬の臭い対策

動物には臭いがあるものなので完全に臭いを消すのは難しいですが、
丁寧にケアをすることで臭いを軽減することは可能です。

それぞれの原因に対してポイントを押さえ、対策を打っていきましょう。

シャンプー、ブラッシング

皮脂汚れが溜まってきたら、シャンプーで皮脂を洗い流すのが効果的です。

きれいにシャンプーをすることで、体臭を軽減することができます。

ただし洗いすぎは皮膚のバリア機能も洗い落としてしまい、
反対に臭いが強まることもあります。刺激の強いシャンプーも避けたほうが良いでしょう。

一方、ブラッシングは毎日してもOKです。

無駄毛やほこりなどの汚れを取り除くことができ、
清潔な状態を保つことができます。ブラッシングスプレーなども効果的です。

シャンプーについては「軽くもみ洗いするのがコツ 大変だけど楽しいおうちシャンプー」、「トイプードル・チワワのシャンプーおすすめ人気ランキング!ふわふわ、いい匂いなど。」を参考にしてみてください。

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歯磨き

口臭対策には歯のケアが有効です。

磨きにくいところは、噛んで歯垢を落とす歯磨きガムや、
かじって遊ぶだけで歯を磨くことができるオモチャなどのデンタルケア用品をうまく活用すると効果的です。

歯垢(食べかすにより細菌が増殖した状態)であれば歯ブラシで落とせますが、
歯石になると歯ブラシでは落とせません。

歯垢から歯石に変わるまで、2~3日とも3~5日とも言われているので、
食後は早めの歯磨きを習慣にしましょう。

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餌の変更

とうもろこし・小麦などの穀物、人工添加物不使用のもので、
消化が良いとされているグレインフリーやグルテンフリーの餌がおすすめです。

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肛門腺のケア

肛門腺に溜まった分泌液を自分で排出できないことがあります。

定期的に飼い主さんがきれいにしてあげると良いでしょう。
自宅で対応ができない場合は、ペットサロンなどでも行えることがあるので、事前に問い合わせ、しっかりケアをしてあげてください。

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耳のお手入れ

犬の耳の中はL字型になっており、非常に汚れが溜まりやすい構造になっています。

こまめに耳掃除をする必要がありますが、とてもデリケートな部分なのでケアをするときは慎重に行ってください。

耳垢が溜まっている時や慣れていない方は、トリマーさんや獣医さんにお任せすると安心です。

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耳が汚れやすい子や外耳炎などにかかっている子については、ケアが必要

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犬の臭いは部屋にもついてしまっていることが多いものです。

犬が長く過ごす部屋はこまめに換気をするほか、室内の消臭もすると良いでしょう。

飼い主さんが外出する時間が長く、こまめな換気が難しい場合は、
脱臭機や空気清浄機を設置することで部屋に臭いがつくのを防ぐことができます。

部屋以外にも、毛布など犬がよく使うものには臭いがつきやすいので、
洗濯できるものは定期的に水洗いすると良いでしょう。

香りの強い洗剤や柔軟剤は犬自身の臭いが分かりづらくなり、
不安を覚えることもあるため避けてください。

また抜け毛も臭いの原因になるので、
家具の下など抜け毛が溜まりやすい場所は丁寧な掃除を心掛けましょう。

犬にも優しい部屋の消臭方法

その他に注意したいのがトイレのケア

室内に犬用トイレを置いている場合は、それが臭いのもとになっていることが少なくありません。

まず臭いの元となる便は、すぐに処理をすることが重要です。

それでも臭う場合は、クエン酸水などで拭き取ると消臭効果が期待できます

またトイレの消臭剤を使用するのもおすすめです。
ただし、犬は非常に嗅覚が優れているので、消臭剤の臭いがストレスにならないよう、
ペット専用の消臭剤など犬に無害なものを選びましょう。

まとめ

まとめ

犬と暮らしていく上で臭いはつきものです。

犬の体臭の主な原因は、皮脂の酸化です。

犬である以上、ある程度の体臭がするのは当然で、
犬自身は自分がまとっている体臭で安らぎを得ていることも、覚えておいてあげたいものです。

けれども、口臭や耳の臭いは、病気の原因になる菌が
原因のケースもあるので適切な対策を取ってあげましょう。

臭い対策は正しく行えば生活習慣による病気を防ぐことにもつながります。

臭いの原因は犬によって違うので、愛犬の様子をよく観察し、
それぞれに合った対策をしてくださいね。

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