遊び・生活 2023年2月22日
毎日のお散歩もいいですが、
たまにはノーリードでを思いっきり走らせてあげたい!と思うこともあるでしょう。
しかし初めてのドッグランは何を準備していけばいいか、
正しいマナーはどんなものなのか・・・分からないことだらけですよね。
不特定多数のワンちゃんが集まるドッグラン。
楽しむためにはマナーやルールを把握し、
トラブルを事前に回避してあげることが飼い主さんには求められます。
今回はそんなドッグランにいく際に
注意したいことトラブルに発展してしまった時の対策について解説します。
愛犬を連れてドッグランを目当てに、
旅行に行くのが愛犬家の中で流行っています。
ドッグランは飼い主さんの管理下で、ノーリードで自由に走り回ることができる場所です。
ルールを守らない人がいると、トラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
ドッグランに連れて行くとスマホばかりをいじっていたり、
飼い主さん同士のおしゃべりが盛り上がりすぎて愛犬を放置している方がいます。
しかしドッグランは愛犬を常に様子を見ることが必須。
普段は大人しい愛犬が、慣れない場所に興奮し、
他のワンちゃんをケガさせてしまうかもしれませんし、
逆に襲われてしまう可能性もゼロではありません。
そういった時に犬同士のケンカに介入したり、
相手の飼い主さんに謝ったりたりと、
愛犬の行動に責任を持つことも必要です。
「社会化させるためにドッグランに行こう」と
考えているようでしたら、ドッグランはおすすめできません。
なぜならドッグランは社会化が済み、
他のワンちゃんと問題を起こさない子たちが
コミュニケーションする場所だからです。
もし他のワンちゃんと全く接したことがない状態で、
いきなり他のワンちゃんに襲われたら
トラウマになってしまうかもしれません。
まずは普段のお散歩で2~3匹のワンちゃんのお友達を作ったり、
近くの動物病院で開催されるパピーパーティーに参加したりして
犬社会の経験を積んでから、ドッグランに挑戦することをおすすめします。
ドッグランは犬が必ず楽しめる場所と思っていくと、
飼い主さんが失望したり愛犬が消耗する可能性があります。
人間も「知らない人たちが集まるパーティーは苦手」とか
「初対面はちょっと・・・」という苦手意識があるように、
ドッグランが無理な子もいれば、徐々に慣れていくこともあります。
時には、愛犬がドッグランに入ることを過剰に怖がっていたら、
入らないという決断も必要です。
攻撃性のあるワンちゃんに怯えている可能性もあるからです。
また、ドッグランの中に入ってお友達をつくりに行くのを怖がっていたら、
背中を押すことはあっても無理矢理に交流させるのは愛犬の負担になります。
もし初めて行った公園で、圧倒的に体力がある子供達が「鬼ごっこしよ」とせがんできたり、
全然興味のない異性が執拗に追いかけてきて恐怖を感じているのに、
家族が「ほら、遊んできなさい。
「お友達になりなさい」と強要してきたら、
もう二度と来たくなくなりますよね。
場所や犬同士相性や、単純な慣れなどもあるため、
愛犬の様子を見ながら無理なく遊ばせてあげましょう。
ドッグランには小型犬や中型犬、
大型犬までものたくさんのワンちゃんが集います。
様々な犬種と様々な性格の子達と
一緒に遊ばせることになります。
利用する飼い主とワンちゃんが
お互いに迷惑を掛け合わないように、
最低限のしつけとしマナーを守らなければいけません。
事前に身に着けておきたいことは以下の2つです。
まずドッグランに連れていく前に
身につけるべき事としては、呼び出しというものがあります。
呼び戻しは100%完璧に
行えるようにしておかなければいけません。
普段の生活では、必ずリードをして散歩をしたり、
自宅の中は広さが限られているでしょう。
そのためドッグランのようにリードをつけずに、
自分の好きなように走り回れる広い場所に行くと興奮してしまうことが考えられます。
ほかのワンちゃんも遊んでくれるので、
より楽しくなりすぎてしまい夢中になるでしょう。
そんな興奮状態の時に声をかけても、
反応を示さないことがあります。
そのため自宅で100%どんな時でも
呼びかけに応じる力を付けておくことが大切です。
周りの犬に迷惑となりそうな時や危険そうな時に、
「おいで」という呼び戻しに応じるようにしておけば回避できるので安心です。
クールダウンのしつけも大切で、
ヨークシャー・テリアの場合は呼び戻しと同じくらい重要となります。
クールダウンさせるために教えておくことは
お座り、待て、ふせ、の主に三つのコマンドです。
ドックランについてすぐに走り回らせるのではなく、
これらのコマンドを行ってから離した方が興奮をやや抑えることが出来るでしょう。
うんちをした時に使うビニール袋。
おしっこの後にかける用のお水を持参しましょう。
いつも散歩で使っているもので大丈夫です。
ドッグランはリードフリーなのに?と
疑問に思うかもしれませんが、
リードフリーなのは公園の中の一部の決められたスペースです。
ドッグランの敷地に行くまでは当然リードが必要になります。
また、ドッグランに慣れていない
ワンちゃんは最初はお散歩のようにリードをつけて、
様子を見ながら外すとよいでしょう。
ドッグランを利用する際は、
必ず予防接種を済ませる必要があります。
場所によっては、各市区町村からもらう「注射済票」のチェックを
求められることもありますので、必ず持っていきましょう。
ドッグランによってルールは異なるので、
必ず行こうとしている場所のWEBサイトを
事前にチェックしていくことをおすすめします。
ここでは事前にトラブルを回避するための、
知っておきたいマナーを解説します。
しつけの行き届いたワンちゃんでも、
本能的にオスはヒート期間中のメスに反応してしまいます。
子孫を残すために流血のケンカに発展してしまう可能性があります。
メスの飼い主さんは、愛犬のヒート期間を把握し、
その間は他のワンちゃんがいる場所に行くのをひかえましょう。
ヒート期間中に公共の場に行かないのはマナーです。
なるべくドッグランに入る前に
うんちやおしっこを済ませてから入場しましょう。
まれに愛犬が遠くに走って行ってしまい、
排泄したのに気づかず、そのままうんちを
放置してしまうというパターンがありますがマナー違反です。
排泄物の管理は飼い主の責任なので、
愛犬から目を離さずにいましょう。
愛犬がうんちをしたら速やかに片づけ、
おしっこは水で流したり砂をかけましょう。
おやつのもちこみがNGのドッグランもあるので注意しましょう。
オスもメスも関係なくするマウンティング(腰振り)行為。
ドッグランでもっともトラブルに発展しやすいきっかけでもあります。
マウンティングしたりされたりという同じくらいのパワーバランスならば、犬同士の遊びなので問題ありません。
明らかに体格差があったり、一歩的に執着している場合は、すぐに介入して引きはがしましょう。
もし愛犬が他のワンちゃんにマウンティングをして
止められない場合、ドッグランから一度退場しましょう。
いきなり大きな声を出したり、走ったりする予測不可能な動きをする子供が苦手なワンちゃんは多いです。
実際に幼い子供が噛まれてしまう事故もおこっています。
子供の安全のためにも、小学生以下の子はつれていかないようにしましょう。
愛犬が人に触られるのが好きな場合は問題ないのですが、
もし他の人に触れるのが好きでなかった場合は
「すみません。この子は触られるのが苦手なんです」
とやんわりお断りしましょう。
それでは基本的なマナーをおさえたら、次は使い方をご紹介します。
すぐに入らないのがポイントです。
縄張り意識が強いワンちゃんとケンカに発展する可能性があるからです。
まずはリードをつけたまま柵の外側から、中にいるワンちゃんに挨拶をします。
すでにいるワンちゃん達が数匹集まってくるでしょう。
一通り臭いをかぎ、しばらくすると解散していくと思います。
その場からワンちゃんたちが離れていったら入ってもOKのサインです。
ここであまりにも攻撃的で離れないワンちゃんがいた場合、
愛犬の安全を考慮し、入場しないのもひとつの選択です。
引用:http://yoyogi-park.localz.jp
ドッグランはだいたい二重扉になっています。
入る時は押して入り、出る時は引いて出ます。
何故ならば、ワンちゃんは押し戸なら簡単に
開けることができますが、引き戸はそう簡単に開けることができないからです。
入る時は必ず片方の扉が閉まっていることを確認しましょう。
愛犬にばかり気をとられて、他のワンちゃんを
外にだしてしまいトラブルに発展することが
稀にあるので、注意しましょう。
引用:http://yoyogi-park.localz.jp
入口付近から速やかに離れましょう。
人やワンちゃんの出入りが激しい入口付近は
非常に興奮しやすくケンカになりやすいスポットです。
小型犬なら抱えたまま、中~大型犬なら
リードをつけた状態で速やかに離れます。
入口から十分離れたら、
まずはリードをしたまま一周します。
この時に相性が悪い犬がいないか、
むやみにマウンティングをしている危ない子がいないかをチェックします。
そして確認が済み、周囲の犬と距離が
あるのを確認して、はじめて愛犬を放します。
放した時に、必ず愛犬に首輪を着用させましょう。
目印になるだけではなく、
もしケンカになって引き離す時に、
首輪をしていた方が扱いやすいからです。
ドッグランは飼い主さん同士の交流の場でもあるため、
話が盛り上がってしまい愛犬を放置してしまいがちです。
しかしドッグランでは何が起こるか分かりません。
愛犬が粗相をしたり、襲われたりしないか
目を離さずにいましょう。
一か所にとどまらず、できるかぎり
愛犬のそばにいてあげることが、後の安全につながります。
小型犬は抱き上げて、引き離します。
この時、ケンカしている同士の間に決して手を出さないで下さい。
噛まれてケガをします。
すぐそばに近づいて、「待て!」、「やめろ!」 などの静止命令を低く、
大きな声で叫んでください(高い声だと余計に興奮することがあります)。
水をかけるなども効き目があるようです。
他のワンちゃんたちが落ち着きを取り戻すまで、
ケンカをした者同士は離し落ち着かせてからにしましょう。
周りにいる飼い主さんは、直ちに自分のワンちゃんにリードをつけ、
ケンカに加わらないよう注意しましょう。
野次馬しにいって巻き込まれる危険があります。
ドッグラン内でのトラブル防止を防ぐ
一番の方法は、愛犬を良く見て あげることです。
ルールやマナーを守り、愛犬の安全に気をつけながら、
楽しくドッグランを使いましょう。