しつけ 2021年9月19日
人間はほめれば気分がよくなり、
しかれば落ち込みますが、それはイヌも同じです。
ただし、ほめ方・しかり方を間違えれば、わんこは賢くなりませんし、
ストレスをため込んで不健康になることもありえます。
正しく褒めて、正しくしかれる飼い主を目指しましょう。
いいことをしたときにほめてあげると、わんこは「どうしたらもっとほめてくれるか」と考え、
賢い子に育つ可能性が高まります。
悪いことをしたのにしからないでいると、わんこは「その行動をしてもいいんだ」と思い込み、
同じことを繰り返してしまいます。
どんなにかわいい子であっても、悪いことをしたらしかるようにしましょう。
わんこを強くたたいたり、怒鳴りつけたりするしかり方は正しくありません。
しかり方が強すぎると、わんこにトラウマを与え、心に深い傷を負わせてしまうからです。
心の傷を取り除くのは簡単ではないですし、飼い主との関係も壊れてしまうので、くれぐれも気をつけてください。
イヌをしかる際は、イヌのしかり方をまねするといいといわれます。
目上のイヌが目下のイヌをやり込めるように、取っ組みあって押さえ込んだり、
噛みついたりする方法です。
体を痛めつけず、精神的な敗北感を味わわせるのがコツです。
いい行動に対しては、とことんほめてあげてください。ほめ言葉は「かわいいよ、モモタ!」
でも、「いい子だね、モモタ」
でも、「お利口だね、モモタ」
でもなんでもOK。
そして、ワシャワシャとなでてあげます。
名前を呼びながらほめる
ほめ言葉をかけるときには、必ず名前を呼ぶようにします。
わんこは自分の名前をわかっています。
イタズラなどの悪事を見つけて、時間をおいてしかるのはダメ。
わんこはどうしてしかられているのか理解できません。
見つけたら、その場でしかりましょう。
怒りに任せて、大声で怒鳴りつけてはいけません。
感情的にならず、低い声で「これは悪いことなのよ」と説明するように言い聞かせます。
押さえ込んだり、噛みついたり、イヌがイヌをしかるようなやり方をまねしてみましょう。
犬にとって飼い主さんにほめられることは「最高のごほうび」であり、
正しくほめてあげることは、飼い主さんと犬の大切なコミュニケーションでもあります。
正しいほめ方はしつけにも役立つので、ぜひ実践してみてくださいね!