食べ物 2021年9月11日
犬の年齢、犬種、活動量、代謝、さらに飼い主の生活スタイルによって、
それぞれの犬に最適な食事の与え方は異なります。
1日に1回か2回かに関わらず、食事は毎日同じ時間に与え、新鮮な水がいつでも飲めるようにしておきましょう。
イヌの体をつくるのは食べ物です。だからこそ飼い主は、なにを・どのように食べさせるかということに最大限の注意を払わなければいけません。
まずは、ごはんのあげ方に関する基本事項を押さえておきましょう。
イヌにとって最も大切な栄養素は、「動物性たんぱく質。だから、
良質な肉を多く使用しているドッグフードを積極的に与えるようにしましょう。
ネコは1日に何回も食事をしますが、イヌは1日2食が基本です。子イヌのうちは3〜4回に分けてあげますが、
成犬は1日2食でOKです。そしてシニア犬になり、一度に食べられる量が減ってきたら、3〜4回に増やします。
ご主人が食べているお菓子、とってもおいしそうだワン・・・。かわいい愛犬のうらやましそうなまなざしを見ると、
ついつい食べさせてあげたくなってしまいます。でも、人間の食べ物を与えてはいけません。人間の食べ物は塩分、糖分、脂分が多く、犬の体には悪影響でしかないからです。
三大栄養素とは、たんぱく質、脂質、炭水化物のことです。犬の栄養では、
粗タンパク質、粗脂肪、可溶性無窒素物と表されることがあります。
肉や魚、豆類に多く含まれ、消化管内でアミノ酸に分解された後、体内に吸収されます。
これらアミノ酸は、体を構成するタンパク質の材料になり、また、エネルギー源にもなります。
植物油や肉や魚の脂身に含まれます。脂肪は消化管内で胆汁により乳化され消化酵素で分解された後、リンパ管経由で体内に吸収されます。
脂肪に含まれる必須脂肪酸であるリノール酸は、体内で合成することができないため、必ず摂取しなくてはいけません。
ごはんやパンに多く含まれ、消化管内でブドウ糖など単糖類に分解された後、吸収されます。
ブドウ糖のみをエネルギーとして利用する組織もあり、炭水化物はエネルギー供給源として重要ですが、
体内ではタンパク質や脂肪からブドウ糖を合成することもできます。
みなさんのわんちゃんは、どのような割合のドッグフードですか?
手作り食では、わんちゃんにお肉ばかり与えていませんか?
脂肪や炭水化物を極端に制限していませんか?
人間と同じ三大栄養素の割合の食事を与えていませんか?
わんちゃんは人よりタンパク質を多く必要とします。そして、脂肪も大切な栄養素です。
脂肪摂取を避けるために、鶏肉の皮をはがして捨てていませんか?鶏皮には、大切な脂肪もコラーゲンも含まれています。
食材は大切に頂き、食事の食べすぎに注意しましょう。