健康・病気 2021年9月11日
動物にとって重要なエネルギー源となる脂肪。
脂肪を構成する脂質を脂肪酸といい、脂肪酸のなかでも必須脂肪酸(飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸)がとくに重要とされています。
必須脂肪酸はイヌの皮膚や被毛などの健康をサポートしてくれますが、イヌの場合、体内で生成することができません。
そこで与えたいのが亜麻仁油。市販の亜麻仁油で、オメガ3系の脂肪酸を補給でます。
亜麻仁油はアマの種子から搾ったオメガ3を多く含む乾性油。これをイヌが摂取すると、皮膚のトラブルを予防したり、被毛のツヤがよくなったりします。 さらに免疫力や生殖能力を高める効果も。人間用でも、ペット用でも、同じ効果を期待できます。
亜麻仁油の与え方は、ドッグフードに適量かけて混ぜるだけ。亜麻仁油は酸化しやすいので、与える直前にかけてください。保存は冷蔵庫などがベターです。
亜麻仁油をとりすぎると下痢になったり、便がゆるくなったりすることがあります。
用量・用法は、メーカーや獣医師の指示に従いましょう。
なお、亜麻仁油は人間用・犬用どちらでもかまいませんが、偽物が出たことがあるので、有名なメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。
亜麻仁油をドッグフードに適量かけ、混ぜてから与えます。
ニオイや味を気にしない子なら、そのままなめさせてもOKです。
※亜麻仁油の用量・用法はメーカーや獣医師の指示に従ってください。
油と同じ特徴をもつ荏胡麻油や紫蘇油もおすすめです。
荏胡麻油をフードにかけて与えると、皮膚のアレルギーを抑えたり、認知症を予防する効果があるといわれています。
亜麻仁油と同じく、荏胡麻油も紫蘇油も人間用の製品を与えても大丈夫です。