健康・病気 2021年9月11日
イヌは体内で乳糖を分解できないため、牛乳を飲むとおなかを壊すことがあります。
でも、乳製品であるヨーグルトは、発酵の過程で乳糖が分解されているため与えても大丈夫。腸内環境の整備や口臭予防などに効果があるといわれています。
ヨーグルトは、イヌにとっても健康食品になりうるのです。
ヨーグルトはわんこの腸内環境を整えたり、消化を助けてくれたりします。
さらに口臭予防に効果があるともいわれています。
イヌのなかにはヨーグルトとの相性がよくない子もいるので、初めてあげるときは少しずつ与え、
アレルギー反応が出たりしないかを確認します。1日に与える量は小さじ2杯まで(体重5kgのイヌの場合)。あげすぎに注意しましょう。
市販の人間用ヨーグルトを与えてOKですが、砂糖やフルーツなどが入っているものはダメ。
糖分が多く、肥満につながりますし、ブドウやレーズン、イチジク、キシリトールなどが中毒を引き起こすケースもあるからです。
無糖のプレーンヨーグルト、できれば低脂肪(または無脂肪)のものを選んでください。
ヨーグルトに含まれているたんぱく質が乳酸菌によってぺプチド類に分解され、消化吸収を助けます。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内の悪玉菌の発生を防ぐなど、腸内環境を整えます。
腸内環境の悪化は口臭の原因になりますが、ヨーグルトの整腸作用により口臭を防ぐことができます。
ヨーグルトに含まれているビタミンAやB1は、皮膚の健康維持に貢献します。
イヌに牛乳を与えるかどうかは、慎重になる必要があります。
先に述べたように、牛乳でおなかを壊すことがあるため、積極的にあげる必要はありません。
ただし、絶対にダメかというとそうでもなく、少しあげてみて、とくに問題がなさそうであれば、与えても大丈夫でしょう。
たくさん飲ませると、肥満になりやすいので気をつけてください。