健康・病気 2022.02.22

わんちゃんの老化のサイン、体に起こる現象と生活で気をつけていくこと

わんちゃんが『抱っこ』をおねだりする気持ち

わんちゃんとの暮らしは、
時間の経過とともにかけがえのない大切な思い出を刻んでいきます。

しかし、私たちと同じ時を過ごしていても、
わんちゃんは人間の4倍の速さで年齢を重ねているといわれてます。

いつまでも子どものように思えるパートナーは、
気付かないうちに老化しているのです。

大切なのは、老齢期を迎えたパートナーの老化のサインにできるだけ早く気付いてあげることです。 今回は、わんちゃんの老化のサインと生活のなかで気をつけるべきことについてご紹介します。

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老化はいつから?

老化はいつから?

わんちゃんにとっていつからが老化なのでしょうか。
小型犬は10歳、大型犬では8歳以上からが高齢犬といわれています。

しかし高齢犬の定義は全てのわんちゃんに
当てはまるわけではなく、犬種や個体差によって年齢に違いがあります。

わんちゃんの老化年齢は、平均寿命と大きな関連性があります。
わんちゃんの平均寿命は、小型犬で13歳から15歳、中型犬で12歳から14歳、大型犬では10歳程になります。

あくまで平均的数字であり、犬種や飼われている生活環境によって差があります。

小型犬の平均寿命は?

犬種により差があるのですが小型犬の中では
トイプードルダックスフンドパピヨンなどの平均寿命は14歳を超えており、
わんちゃんのなかでは長寿の犬種です。

平均寿命以上の18歳のトイプードルも珍しい存在ではありません。

平均寿命からはかると10歳でも
まだまだ高齢犬とは呼べない位に元気なパートナーもたくさんいるのです。

大型犬の平均寿命は?

一方で、大型犬の平均寿命は10歳程度といわれています。

ラブラドール・レトリーバーのように13歳前後と少し長寿な犬種もいるのですが、
グレート・デーンのような超大型犬では7歳前後ともいわれています。

このように哺乳類のなかでも、犬に限っては犬種が大型になるほど平均寿命は短くなっています

また、生活環境もわんちゃんの老化に影響を及ぼしていくと言われています。

例えば、昔は外飼いが一般的でしたが、
室内飼いが多くなった現在の方が寿命は延びてきています。

それは獣医学の進歩のほか、室内での生活が身体的なストレスを減らしているからといえます。

しかし、室内だけで生活すると自然の刺激を受けないので免疫力が低下していきます。

老犬で歩けなくなっても、
抱っこやカートを利用して、外の空気や陽射しを浴びることは少しでも若々しさを維持するために大事なことになっていきます。

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わんちゃんの老化のサイン

わんちゃんの老化のサイン

毎日一緒にいると、パートナーの変化になかなか気付きにくいものです。

わんちゃんの老化は、突然始まるわけではなく、少しずつ進行していきます。 青年期を過ぎたら、パートナーの小さな変化を見逃さないことがとても大事です。

ここでは、体の現象として現れる主なわんちゃんの老化のサインを5つご紹介します。

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寝る時間が増える

寝る時間が増える

わんちゃんは年齢を重ねるにつれ、睡眠時間が長くなります。

夜だけでなく、昼間でも頻繁に眠っているようだったら、
老化のサインと考えられています。

お気入りのおもちゃなどに興味を示さなくなり、
好奇心よりも眠ることを優先する様子も、老化を表す症状です。

段差を嫌がる

段差を嫌がる

高齢期に入ったわんちゃんは、階段などのちょっとした段差を前にすると、
のぼるのをためらう行動を見せることがあります。

それまでは勢いよく昇っていた階段を、突然嫌がる場合も。
原因として、老化による筋肉の衰えや関節の痛みなどになります。

ただし、老化だけでなく、腰や足に別の原因で
不調が起きている事も考えられますので、冷静にパートナーの様子を観察しましょう。

お散歩の時間が短くなる

お散歩の時間が短くなる

お散歩に行っても、すぐに家に帰りたがる
仕草を見せるのも老化のサインのひとつになります。

長時間のお散歩は、老化が始まったわんちゃんにとって予想以上の負担をかけることになります。

また、大抵のわんちゃんは、後ろ脚から衰え始める特徴があります。
お散歩の時の歩き方がいつもと違う、尻尾が下がっているなど、パートナーの小さな変化を見逃さないようにしましょう。

食欲が変わった

食欲が変わった

高齢犬は、急に食欲不振になる時と、逆に食欲が旺盛になる時があります。
ホルモンの病気が原因の時もありますので、まずは獣医師にご相談ください。

食欲不振は、運動量が減ることと比例して、
胃酸をはじめとした消化液の分泌が少なくなり胃腸が活発に働かないので、次第に食欲が低下していくことが原因と考えられます。

食欲旺盛の場合は、かまってほしい気持ちやわがままが強くなっている場合もあります。

ほかには、味覚や臭覚が変化して食の好みが変わるのも、高齢犬の特徴的な症状になります。

大好きだったフードを残したり、以前より食事に興味を示さないようだと感じたり、
逆に異常なほど食事に執着することも、老化のサインです。

口内、目、皮膚・被毛の悪化

口内、目、皮膚・被毛の悪化

パートナーの口臭がきつくなったら、老化による歯周病の疑いがあります。

高齢犬は歯周病にかかる確率が高く、
急激に症状が悪化する事があるので特に注意が必要です。

パートナーが嫌がらない程度に、臭いと歯や歯茎など、
口の中全体を毎日チェックしておくとよいでしょう。

さらに、目ヤニや耳垢が増えるとか、
皮膚・被毛の変化など、体の内側からみえる老化のサインがあります。

視力の低下や耳が聞こえにくい症状に加えて、
心臓や内臓の機能の低下なども高齢犬にみられるサインのひとつ。

特に心臓や内臓の機能低下は少しずつ進行するので、
最も身近に暮らす飼い主でもすぐには気付きにくい老化のサインです。

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高齢犬になる前に定期的な健康診断を受けよう

高齢犬になる前に定期的な健康診断を受けよう

老化のサインは、わんちゃんの行動から判断できる目に見えるサインと、
体の症状として少しずつ現れる目に見えないサインがあります。

老化がいつから始まるのかは、前項でご紹介した通り犬種や固体差、
生活環境などによって違うため、一概に判断することは難しいです。

パートナーの老化のサインにできるだけ早く気付くためには、
専門医による定期的な健康診断がおすすめです。

愛犬家なら誰しも健康診断なら毎年受けているからと安心されるのではないでしょうか。

一般的に高齢犬と呼ばれる年齢がくる前に、
最低でも年に2回の健康診断をおすすめします。

さらに、パートナーの体調に応じた検査項目の追加は、
目に見えない老化のサインに気付くきっかけともなります。

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高齢犬になる前に定期的な健康診断を受けよう

高齢犬になる前に定期的な健康診断を受けよう

老犬との生活で気をつけるべきこと

わんちゃんの老化のサイン、見逃していませんか?
体に起こる現象と生活で気をつけること
高齢期こそ触れ合いの時間を増やしていく事が大事です。

一緒に過ごしていくパートナーはかけがえのない家族です。
ここでは高齢犬と呼ばれるステージに入ったパートナーとの生活で気をつけるべきことについてシーン別に解説します。

食事

老化の原因のひとつは、活性酸素であることが知られています。

白内障の予防や腎臓や心臓の機能が弱ってきたら、活性酸素を除去する
抗酸化栄養素が豊富なサプリメントなどを食事にプラスすると良いでしょう。

病気の進行を止めることはできませんが、
細胞の老化を少しでも遅らせて進行を緩やかにする効果があります。

他にも、老犬の健康維持に欠かせない
栄養素「オメガ3系脂肪酸」が豊富に含まれるサーモンオイルもおすすめです。

サーモンオイルに含まれるDHAは、脳の機能を保ち認知症予防に効果があるといわれています。
なぜなら、脳は6割が脂肪で構成されており、25%がDHAだからです。

さらに、高齢期が進むと吸収率の高い栄養素を効率的にとることが必要です。

体の機能が低下していくパートナーにとってエネルギーとなる、
DHAを含むオメガ3系脂肪酸は特におすすめの栄養素です。

ただし、オイルで軟便や下痢をおこす子もいるので、
パートナーの様子を見ながら、ごく少量からスタートしましょう。

生活環境

高齢期を迎えたわんちゃんが、家の中で足を滑らせない工夫が必要です。

フローリングであれば、専用のカーペットを敷きつめると効果的です。

老犬になると思わず粗相をしてしまう場合も増えるので、頻繁に洗えるタイプの製品が良いでしょう。
部分的に剥がせて滑り止め効果が高いタイルカーペットが特におすすめです。

また、視力の低下を想定して、高齢期の早い段階で室内のインテリアを変更しないことも大事です。

住み慣れた室内の配置をパートナーは感覚的に覚えるからです。
壁伝いに移動する場合も考えられるので、事前に障害物となる家具はできるだけ取り除く工夫もしましょう。

さらに、トイレの場所を、パートナーがよく利用する通路にもう1か所増やすのも良いですね。

日々の暮らし

老犬との暮らしは、日々のコミュニケーションが重要です。

眠っている時間が長くなる老犬に対して、
優しく声掛けしたり、体を触ってマッサージしたりなどのスキンシップが大事です。

年を重ねるにつれわんちゃんは分離不安が強くなる傾向が高くなります。

マッサージは触れ合うことで愛情を感じることができ、
耳や目の機能が衰えたわんちゃんの不安感を取り除く効果も期待できるのです。

介護

動物医療の進歩によって犬の寿命も延びている一方で、介護を必要とする高齢犬が増えてます。
いつかはやってくるパートナーの介護に、少なからず不安を感じている方も多いでしょう。

わんちゃんの介護は、昼夜を問わず献身的ともいえる介護が求められます。

介護の期間が長くなるほど、飼い主自身疲労がたまり、体調不良やストレスを悪化させることになりかねません。
そうなる前に、老犬介護専門のペットシッターなどに頼りながら、日々の介護生活を過ごすことも大事です。

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まとめ

まとめ

老化のサインは、日々の暮らしの中で少しずつ現れていきます。

毎日一緒に暮らしていると、小さなサインに気付くのは難しいかもしれませんが、
大切なのは、パートナーに寄り添いながら注意深く見守ってあげることです。

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