しぐさ・生態 2021年9月6日
犬が飼い主さんのそばで眠る姿は愛おしいもの。
そんな愛犬が、寝るときに選ぶ場所によっても飼い主さんへの気持ちがあらわれます。
今回は、飼い主さんの足元で寝る犬についてご紹介します。
「飼い主さんの足元で寝たがる犬の気持ちはさまざまです。
布団の寝心地がよい、暖かい(涼しい)といった環境を気に入っている場合もあれば、
飼い主さんのそばで安心したい、寂しさを紛らわしたいという甘えの場合もあるでしょう。」
「飼い主さんの頭や体の近くではなく、足元を選ぶ犬は、飼い主さんへの信頼がより厚いと考えられています。
ほかにも、祖先であるオオカミが安全のために体を寄せ合って寝る習慣や、
リーダーを守るために足元で寝る習慣から、飼い主さんを守るために足元で寝ているのではないかともいわれています。」
「飼い主さんへの信頼がなければ、足元で寝ないでしょう。
そのため、足元で寝る犬は飼い主さんを信用しています。しかしながら、犬の性格や生活習慣も影響します。
決まった寝床で安心して寝ることができれば、飼い主さんのそばで寝ることはないかもしれません。
また、控えめな性格の犬は少し離れたところで寝ることもあるようです。
このようないつもは離れて寝ている犬でも、飼い主さんが座ってくつろいでいるときなどに、
足元でそっと寝ることもあります。そういうときは、信頼している飼い主さんに甘えたいのかもしれませんね。」
「それは、『飼い主さんのそばにいれば安心で嬉しい!』という経験をたくさんさせてあげることです。
などが挙げられます。
今回は、犬が飼い主さんの足元で寝るときの心理をご紹介しました。
性格などによって違いがあるものの、愛犬が足元で寝る理由を知ると、
さらに愛おしく感じますね。愛犬にとって、飼い主さんはいつも「信頼できる相手」でいられるようなつきあい方をしていきたいですね。