お出かけ 2023年2月10日
雪が大好きな犬は多く、冬の散歩も楽しみですよね。
ただし、寒さに強い犬もいれば弱い犬もいるので注意が必要です。
寒さに強い犬でも、服を着せたり靴を履かせたりと防寒対策をして散歩に出かけましょう。
また、帰宅後は毛を乾かし肉球のケアも必要です。
今回は、犬と雪の散歩について紹介します。どんな犬が寒さに強いのか、愛犬の寒さ耐性について知り、
対策とケアをして冬の散歩を楽しみましょう。
犬が雪を好きな理由は実はきっちりと解明されていません。
ただ、犬は普段と違うことや、変化を好む動物のため、雪が好きなのではないかと言われています。
雪が積もると外の景色が一面真っ白にガラリと変わり、人間でもワクワクしますよね。
それと同じで、犬も普段と違う非日常なことに興奮しているのかもしれません。
雪遊びが楽しかったことを思い出し、「雪だ!またあの遊びができる!」「早く外で遊びたい!」と、雪を見ると外に出たがるのかもしれません。
雪に興奮しやすいワンちゃんはもしかしたら、降雪量の少ない地域に住んでいて、雪が珍しいのかもしれません。雪国に住んでいるワンちゃんは雪に慣れていて興奮しない子が多いそうです。
犬は雪が好き!寒さにも強い!と思うのは、人間よりも寒さに強いイメージがあるからではないでしょうか?
洋服を着るワンちゃんが多いですが、犬は服を着せなくても冬の散歩が可能です。
犬の体温は37.5~39度近くあり、人間よりも体温が高めです。その分寒さに耐性があるためです。
しかし、犬は原産国や被毛のタイプ、体の大きさの違い、年齢などによって寒さの感じ方には違いがあるため、全ての犬が雪や寒さを得意とするわけではありません。
「犬は雪が好き」に当てはまる、寒さに強い犬にはどんな犬種がいるのでしょうか? それは以下のような特徴を持つ犬種です。
原産国が寒い地域の犬種は被毛がダブルコート(二重構造)になっているため寒さに強いです。一つの毛穴から硬めの毛のオーバーコートと体を保温する柔らかい毛のアンダーコートが生えていて防寒にとても有効です。
また、大型犬の方が小型犬よりも体積当たりの表面積が少ないため、体の熱が逃げにくく寒さに強いと言われています。
寒さに強い犬種を以下にいくつかご紹介します。
代表的な犬種を挙げてみましたが、他にも寒さに強い犬はいろいろいます。寒い地域に住んでいる場合、寒さに強い犬を調べてから飼うとよいでしょう。
犬だからといって全てのワンちゃんが雪を好きなわけではありません。雪も寒さも苦手なワンちゃんもいます。
こちらも原産国が大きく影響しますが、ずっと室内飼いの歴史が長い犬種は耐寒性が薄れているため寒がりの子が多いです。
寒さに弱い犬の特徴は以下になります。
寒さに弱いとされている犬は小型犬で被毛がシングルコート(アンダーコート無し)です。被毛の下に、体を保温する下毛が無いので寒さに弱いです。そのかわり抜け毛が少ないという利点があります。
小型犬は表面積が大きい割に体積が小さいため外気から熱が奪われやすくなりた耐寒性がありません。
子犬や老犬は体温調節が上手くいかないため、寒さに強い犬種でも注意が必要です。愛犬が寒がっている様子が見られたら室内の温度を上げる、洋服を着せるなどして調節してあげましょう。
フレンチ・ブルドッグやパグは被毛がダブルコートですが、歴史的に室内飼いの愛玩犬ですので室内と外の寒暖差に弱い犬種です。
愛犬が寒さに強い犬種だとしても、雪遊びの際にはいくつかの注意すべき点があります。
それは以下のようなことです。
雪がうっすらと積もる程度なら問題ないのですが、寒い地域で積雪量が豊富なところでは雪に埋まって見えない危険な箇所に注意する必要があります。
人間でもスキー場で雪に埋まっていた木の切株に衝突する事故などがよくあります。
愛犬の雪遊びはきちんと見守る事が必要です。
庭先で遊ぶ時は屋根からの落雪やつららなどにも注意が必要です。
興奮しすぎて雪をパクパク食べるワンちゃんもいます。食べ過ぎるとお腹が冷えて下痢をしてしまうのでなるべく止めさせましょう。
さらに注意したいのが、肉球の冷えやしもやけです。雪のない場所に避難させるなどして休憩しながら遊びましょう。犬用の靴を履かせるのもおすすめです。
愛犬はなぜ雪が好きなのか、それは犬が変化を好む習性があるからということがわかりました。
気をつけたいのは飼い主の思い込みで雪遊びを無理強いしないことです。
原産国が寒い国の大型犬でも雪が苦手なワンちゃんもいます。
小型犬でシングルコートでも雪遊びが大好きな子もいます。愛犬がどちらのタイプかよく見極めることも飼い主の役目です。
これからの季節、上手な雪遊びで愛犬との絆を深めてあげてくださいね。