健康・病気 2022年2月19日

わんちゃんのおしっこは健康状態を知る重要なバロメーター!おしっこをしない原因と対処について

わんちゃんがおしっこをしない原因

わんちゃんがおしっこをしない、
トイレには行くけど何もしないで戻って来る、そんな行動には、どんな原因や病気があるのでしょう?

また、病院に連れて行くタイミングや、予防、対処法など覚えておきましょう。

治るだろうと様子を見ていたら、急激に病状が悪化し、取り返しのつかない事態になるかもしれません。

気になることがあれば、かかりつけの病院に相談しましょう🏥

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わんちゃんのおしっこについて

わんちゃんのおしっこについて

わんちゃんのおしっこは回数よりも量の減少に注意⚠︎
回数には個体差がありますが老犬で5〜6回、成犬で3〜5回、子犬で7〜10回といわれています🐶

おしっこの回数が何回減ったら危険という目安はありませんが
回数よりもおしっこの量が減ったら注意しましょう。

一日にでるおしっこの量は健康体であれば体重1kgあたり20〜45mlなのですが、
体重1kgあたり7ml以外になりますと【乏尿】、2mlになると【無尿】と言い何かしらの問題があると思われます。

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わんちゃんがおしっこをしない原因

わんちゃんがおしっこをしない原因

尿路結石症

尿路結石症は名前のとおり、尿路(腎臓、尿管、膀胱、尿道)に結石ができてしまう病気になります。
細菌感染、ご飯、ストレスなどが原因で起こり、女の子のわんちゃんによく見られます。

血尿、頻尿、排尿痛(おしっこをするときに痛くて鳴くこと)などの症状が見られ、
結石が尿路を塞いでしまうとおしっこがまったく出なくなり、重篤な事態になることがあります。

膀胱炎

膀胱炎は、細菌感染、膀胱結石、膀胱腫瘍などが原因で膀胱に炎症が起る病気です。
細菌感染による膀胱炎は尿道が短い女の子のわんちゃんに、
膀胱腫瘍は高齢の女の子のわんちゃんに多く見られます。

わんちゃんが膀胱炎になりますと、主な症状は、
頻尿や血尿などが見られます。

残尿感があるので、何回もトイレに行くのに、おしっこが出ないこともあります。
また、膀胱結石や膀胱腫瘍が尿路を塞いでしまうとおしっこが出なくなることも…。

前立腺肥大

前立腺肥大は、精巣から分泌されるホルモンのアンバランスが理由で前立腺が良性に肥大する病気で、
去勢手術をしていない中~高齢の男の子のわんちゃんによく見られます。

最初は無症状の場合が多いのですが、
前立腺が大きくなると尿道や腸を圧迫するようになるので、おしっこやうんちが出にくくなります。

慢性腎臓病

慢性腎臓病は高齢のわんちゃんに多く見られ、
数か月~数年かけて少しずつ腎臓の機能が低下していきます。

最初は無症状の場合が多く、
腎機能の低下により、多飲多尿(水をたくさん飲みおしっこをたくさんする)の症状が見られるようになります。

さらに腎臓の機能が低下して末期の状態になりますと、
まったくおしっこが出なくなり、
尿毒症を引き起こすこともあります。

尿毒症になるとわんちゃんに嘔吐や元気・食欲の低下などの症状が見られるようになり、
重度の場合はけいれんといった神経症状が現れ、最悪の場合、死に至ります。

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わんちゃんがこんな症状ならすぐ病院🏥

わんちゃんがこんな症状ならすぐ病院

わんちゃんが丸一日おしっこをしなかったり、
おしっこの量が少ないのであればすぐにかかりつけの病院に行きましょう。

犬がおしっこをしない場合、受診を強く勧めるチェックポイント⚠︎

次のような症状がわんちゃんに見られる場合は、
尿路結石症や膀胱炎、前立腺肥大などになっている可能性があります。

チェックポイント⚠︎

  • 何度もトイレに行くけれどおしっこが出ない
  • 血尿が見られる
  • おしっこにキラキラしたものや石のようなものが混じっている

これらの病気にかかると尿路が閉塞されて、おしっこがまったく出ない状態が続いて、
急性腎障害を引き起こす可能性があります。

急性腎障害になりますと、本来おしっこと一緒に排泄されるはずの老廃物や毒素が体の中にたまって、尿毒症を引き起こします。
そして、尿毒症を引き起こすと、命にかかわる深刻な状態になります。

わんちゃんのおしっこの状態や回数、量などがいつもと違うという場合は、すぐにかかりつけの動物病院を受診しましょう。

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わんちゃんがおしっこをしないときの対処

わんちゃんがおしっこをしないときの対処

お家で様子を見ずにすぐに病院に行きましょう。

わんちゃんがおしっこをしなかったり、トイレに行ってもおしっこを出しづらそうにしている時は、お家で何か対処をするよりも、すぐに動物病院を受診したほうがいいでしょう。
わんちゃんのおしっこが完全に出ない状態が続くのはとてもに危険です。

勘違いだったらどうしようと思う必要はまったくありませんので動物病院で尿検査を受けましょう。

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わんちゃんの排尿障害を予防するために。

わんちゃんの排尿障害を予防するために

おしっこが出やすい環境作りや適切なご飯をあげましょう

尿路結石症や膀胱炎の予防法

尿路結石症や膀胱炎は、おしっこが膀胱に長くとどまると起こりやすくなります。
そのため、わんちゃんがおしっこを我慢しなくていいように、外でしかおしっこができない時は、こまめに外に連れ出しましょう。
トイレでおしっこをしてくれる場合は、いつもトイレを綺麗に保つようにしましょう。

また、水を飲む量も気をつけましょう。

わんちゃんに適度に運動をさせて水を飲む量を増やしたり、
冬のようにどうしても水の飲む量が減ってしまう時はウェットフードをあげるのもよいでしょう。

また、尿路結石はおしっこののミネラルが結晶化したものなので、
ミネラルバランスのとれたご飯を食べるのも大切です。

わんちゃんに特別なフードをあげる必要はありませんが、
人間の食べ物をあげないようにする、
わんちゃん用のおやつをあげすぎないようにするなどを心がけましょう。

前立腺肥大には去勢手術によって予防

前立腺肥大は去勢手術によって予防できます。
高齢のわんちゃんに多い病気ですが、
3歳くらいで発症する事もあります。

生後6か月齢ころから去勢手術をすることができるので、
繁殖させる予定がないのであれば、早めに去勢手術を受けましょう。

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まとめ

まとめ

わんちゃんのおしっこの変化は、
食欲やうんちなどの変化と比べると見逃しやすいですが、わんちゃんの健康状態を知る重要なバロメーターです。

おしっこが出ない、血尿が出る、おしっこにキラキラしたものが混じっている時は、病気が理由であることが多く、
すぐにかかりつけの動物病院を受診して治療をする必要があります。

排尿障害を始め、病気の早期発見・早期治療のためにも、
毎日のわんちゃんのおしっこの回数や量、色、匂いなど排尿状態を観察して、
おしっこのちょっとした変化を見逃さないようにしましょう。

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