犬の気持ち 2022年1月9日

愛犬も飼い主さんもリラックス!初心者でもできる犬が喜ぶマッサージ方法やツボについて

初心者でもできる?犬が喜ぶマッサージ方法やツボについて

愛犬との生活にマッサージを取り入れていますか?

犬の心身にいい影響を与えながら
コミュニケーションツールにもなるのがマッサージ。
体に触れることで異変や病気を早期に発見することもできます。

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マッサージの仕方とは?

マッサージの仕方とは?

マッサージは、ただ体を揉んだり触ったりすればいいわけではありません

ワンちゃんが気持ち良いと思われるポイントを探し、
適切な力加減でほぐしてあげる必要があるのです。
始める前に、マッサージのコツも理解しておきましょう。

マッサージの前に声をかける

ワンちゃん相手のマッサージにも手順があります。
いきなりに体に触ると驚いてしまうので、
マッサージを始める前に「マッサージを始めるよ」などと声をかけたりして、準備を促しましょう。

特に、視覚や聴覚が衰えている老犬のワンちゃんの場合、
触られることに敏感になっていることが多いので気を付けなければなりません。

また、愛犬がマッサージをする気になっているか
どうか見極めることも必要です。飼い主がマッサージをしようとしても、
嫌がるようなら無理強いせず、またの機会を伺いましょう。

リラックスできる体勢で

マッサージの目的は、相手を癒すことです。
そのため、リラックスしてこちらの行動を受け入れてくれる状態で行うようにしましょう。
姿勢一つとっても、緊張していては効果が半減してしまうので、 ワンちゃんがリラックスできる体勢で行ってください。

基本的には「ふせ」の体勢で行うことになります。
小型犬の場合は後ろ側からマッサージを行い、中型・大型犬の場合は真横から行うとマッサージしやすいでしょう。

マッサージする部位によってやりやすい体勢は違いますが、
愛犬の気持ちを第一に、お互いリラックスした状態で行ってください。

軽いタッチで優しく撫でる

ワンちゃん相手でも、マッサージの基本は人間に行う場合と変わりません。
力を入れすぎると、気持ちが良いどころか痛みを与えることになるので、
優しくマッサージしてあげましょう。

また、指を立てて押すのではなく、指の腹や手のひらを使って、
軽く撫でるように触ることを心掛けてください。

触る部位によってはワンちゃんが嫌がることもあります。
慣れていないと、顔や頭に触れられることを嫌がる子は少なくありません。

愛犬のためを想ってマッサージをしているのに、ストレスを与えてしまっては逆効果です。
触って受け入れてくれる部位だけマッサージして、嫌がるようならその場所は避けましょう。
触れて痛がるような素振りを見せる、しこりがあるように感じたら、
何かしらの病気やケガの可能性があります。
その際は、動物病院で診てもらいましょう。

犬のツボ一覧

犬のツボ一覧

顔、頭のツボ

印堂穴(いんどうけつ)眉間の中央部にあるツボ
上関穴(じょうかんけつ)頬骨弓の上縁にあるツボ
下関穴(げかんけつ)頬骨弓の下縁にあるツボ
承漿穴(しょうきゅうけつ)下唇の中央で有毛部と無毛部が交わる部位にあるツボ
鎖口穴(さこうけつ)口輪筋の後方にあるツボ
風池穴(ふうちけつ)耳の付け根のやや下、第一頚椎外側の前方にあるくぼみのツボ

首のツボ

天門穴(てんもんけつ)両耳の先端から頭頂部に伸ばした線と背中の正中線が交わる点にあるツボ
風府穴(ふうふけつ)頭蓋骨と第一頚椎(環椎)の間と背中の正中線が交わる点にあるツボ
大椎穴(だいついけつ)第七頸椎棘突起と第一胸椎棘突起の境目にあるツボ

肩、前足のツボ

肩井穴(けんせいけつ)上腕骨大結節の上縁にある陥没部のツボ
肩外兪穴(けんがいゆけつ)上腕骨大結節の上縁後ろ側にある陥没部のツボ
搶風穴(そうふうけつ)上腕三頭筋長頭と外側頭の間にある陥没部のツボ
前六縫穴(ぜんろくほうけつ)指と指の間にあるツボ。犬に親指はないので左右3つずつあります

胸、腹のツボ

中院穴(ちゅういんけつ)胸骨の延長線上にある、へそとの中間にあるツボ
神闕穴(しんけつけつ)ワンちゃんのへそ部分
天枢穴(てんすうけつ)へその両脇にあるツボ
関元穴(かんげんけつ)へそと恥骨結合の中間地点にあるツボ

背中のツボ

中枢穴(ちゅうすうけつ)第10~11胸椎棘突起の間にあるツボ
脊柱穴(せきちゅうけつ)第11~12胸椎棘突起の間にあるツボ
懸枢穴(けんすうけつ)第13胸椎~第1腰椎棘突起の間にあるツボ
夾脊穴(きょうせきけつ)第10胸椎~第7腰椎棘突起の下にあるツボ

尻、足のツボ

百会穴(ひゃくえけつ)第7腰椎と第1仙椎棘突起の間にあるツボ
尾根穴(びこんけつ)仙椎末端と第1尾椎棘突起の間にあるツボ
環跳穴(かんちょうけつ)大腿骨大転子の前、股関節前縁の陥没部にあるツボ
後海穴(こうかいけつ)尾の付け根と肛門の間にある陥没部にあるツボ
陽陵穴(ようりょうけつ)腓腹筋の陥没部にあるツボ
後踵穴(ごしゅけつ)足根関節(足首)の前方にある皮下組織のツボ
後六縫穴(こうろくほうけつ)後ろ足の指の付け根にあるツボ。犬には親指がないので左右3つずつ存在します

後ろ足

人間の足と同様、ワンちゃんの後ろ足は最も体重がかかるので、
疲労が溜まりやすい部位です。
ワンちゃんが自分では届きにくい場所なので、
丁寧にマッサージしてあげましょう。

イメージとしては、爪先から脚の付け根に向かい、
血液やリンパを流すようにマッサージしてあげてください。
アキレス腱は、指先で軽くつまむようにほぐしてあげるといいでしょう。

肉球

肉球のマッサージには疲労回復の効果があると言われています。
また、人間の足裏と同じく無数のツボが存在していると考えられており、
前足のマッサージは内臓、後ろ足は代謝促進といった効果が期待できます。

大きな肉球は下から上に押し、小さな肉球は優しくつまんで揉みほぐしてあげましょう。
マッサージクリームなどを使えば、皮膚に負担がかからないのでおすすめです。

首回り

体の構造上、移動する際ワンちゃんはいつも頭を上げているので、
首に負担がかかりがちです。加えて、
人間と比べて頭の位置が低いので見上げることが多く、首が凝ってしまいます。

首は両手で挟むようにして、
円を描くようにマッサージしていきましょう。
首は触られてもあまり嫌がることはないので、
比較的簡単にマッサージできますが、繊細な部位でもあります。
力を入れると呼吸に悪いので、優しくさする程度にしましょう。

気道や頸椎に触れるのを避け、筋肉の緊張をほぐすとことと、
血行の改善を念頭に置いてマッサージしてください。

飼い主ならよくご存じだと思いますが、
ワンちゃんの耳は立ったり寝たり、音の方に向いたりと、
とても表情豊かな部位です。それだけ筋肉を使っているので、
マッサージで疲れを癒してあげましょう。

耳のマッサージは、親指と人差し指の腹の部分で挟み、
先端を軽く引っ張ったり付け根を優しく揉んだりしてあげましょう。
そのほか、耳の淵を軽くつまんだり、円を描きながら揉みほぐしてあげたりするのも有効です。

胸・お腹

ワンちゃんは4本脚で立つ動物なので、
立っている間は常に胸の筋肉が緊張している状態です。

胸とお腹のマッサージは、
柔らかい場所でワンちゃんを仰向けにして行います。
お腹には骨がないため、マッサージする際は円を描くように軽く表面をさすってあげてください。

小型犬の場合、
指ではポイントからズレてしまうこともあるので、
綿棒のような柔らかく細いもので代用するのもいいでしょう。

眼の周り

人間と同じく、ワンちゃんの目も疲労します。
緊張を解きほぐすように、目の周囲を優しくマッサージしてあげましょう。

人目が収まっている頭蓋骨の穴の淵に沿って、
力を入れすぎないよう優しくさするように押していきます。

人また、マッサージと合わせて眼球に
異常がないかよく観察しましょう。

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マッサージの注意点

マッサージの注意点

健康のためになるマッサージですが、
体調やタイミングを考えずに行ってしまうと
逆に体へ悪影響を及ぼすことになるので注意が必要です。

また、あくびをしたときは要注意。
ワンちゃんは不快になるとあくびをすることがあるので、
マッサージを止めてほしい合図かもしれません。

ケガをしている・体調が悪いとき

捻挫や骨折などのケガをしている場合、
患部に触れるとワンちゃんは痛がり、
症状を悪化させる危険があるので控えてください。
また、発熱しているなど体調が悪いときも同様です。

マッサージの目的を考えると、
どこかしら不調があり平常ではない状態で
マッサージをするのはストレスになってしまいます。
場合によっては、マッサージによってケガや病気の症状が悪化するかもしれません。

治療の一環としてマッサージが必要な場合は、専門家の指示に従い行ってください。
くれぐれも、素人判断で迂闊なことはしないようにしましょう。

食事や運動の直後

ケガや病気といった、
体調不良の時以外にもマッサージを避けた方が良いタイミングがあります。
それは、「空腹時」「食後」「運動後」です。

空腹時は気が立ってイライラしていることが多いので、
そんな時に体に触れても拒絶されてマッサージどころではないでしょう。

こういう場合は、落ち着くまで待ってからマッサージしてください。

また、食事をした後は消化するために
胃などの消化器系に血液が流れている状態です。
このタイミングでマッサージをすると、マッサージした部分に血流が巡ることになるので、
消化を妨げることになってしまいます。

このほか、激しい運動を直後もマッサージは避けてください。
しばらく放置して、活動的になっている筋肉や神経、呼吸を落ち着かせましょう。
それから、ワンちゃんが疲労を感じた頃にマッサージをすると効果的です。

マッサージのメリット

マッサージのメリット

マッサージにはさまざまなメリットがあります。
ただ「気持ち良さそうだから」という理由だけでマッサージするのではなく、
メリットを理解したうえで行えば、より高い効果が期待できるかもしれません。

体の凝りをほぐす

ッサージの効果といって多くの人がまず思い浮かべるのが、
「体の凝りをほぐすこと」でしょう。

「人間は分かるけど、ワンちゃんも体が凝るの?」と
疑問を持つ方もいるかもしれませんが、
筋肉がある以上必然的にワンちゃんの体も凝ることがあります。
凝りやすい部位こそ人間とは異なりますが、
ワンちゃんもマッサージで凝りをほぐすと気持ち良くてリラックスするのです。

血流促進の効果も

凝りの改善とともに、
マッサージによる血流促進の効果も期待ができます。
マッサージによって血行を良くすることで、疲労物質が排泄され、素早い疲労回復が期待できます。

また、血流だけではなくリンパを流す効果もあると言われており、
冷え性の改善にも繋がります。

愛犬の不調を気付くきっかけに

マッサージは愛犬の体に直接触れるため、
スキンシップにもなりケガや病気などの体の異変に気付くきっかけになります。

例えば、定期的にマッサージをしていれば、
体のしこりや皮膚炎などのトラブルを一早く見つけることができるでしょう。
これをきっかけに、病気の早期発見・早期治療ができます。

特に早期発見が重要な腫瘍などは、
普段意識していないと見落としてしまいがちですが、
マッサージを通して愛犬の体に触れていれば、僅かな変化にも気付くことができるでしょう。

まとめ

まとめ

ワンちゃんへのマッサージの効果は、
科学的な検証こそされていないものの、決して否定できないメリットがあることも事実です。

愛犬とのスキンシップも兼ねて、直接触れ合うコミュニケーションである
マッサージをしてみるのもいいかもしれません。

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