健康・病気 2021年9月11日

タマネギやチョコだけじゃない意外と知られていないNG食品

タマネギを始めとするネギ類は、絶対食べさせてはいけない食べ物として知られていますが、
イヌにとって危険な食べ物はそれだけではありません。イヌが口にすることによって悪影響を及ぼしやすい食べ物をしっかり確認しておきましょう

NG食品の注意点

ポイント1

ネギ類はダメ。ゼッタイ。

ネギ類は血液中の赤血球を破壊し、急性の貧血や血色尿素などを引き起こす可能性があります。
タマネギや長ネギもダメ。体重1kgあたり5〜10gが一般的な中毒量とされており、食べてから数日して症状が出始めることが多いです。

ポイント2

ドライフルーツや骨にも注意

干しアンズやレーズンなどのドライフルーツは、胃のなかで水分を含むと数倍に膨れ上がり、
胃拡張を引き起こす可能性があります。レーズンは膨らむうえに腎臓への毒性もあります。
また、骨つきの鶏肉を与えると、とがった骨が食道に引っかかったり、胃や腸に刺さって穴をあけたりすることも。
そのほか、甲殻類・貝類、チョコレート、ピーナッツ類、キシリトール、アボカドなども、イヌには危険な食べ物です。

ポイント3

万一のとさは病院へ!

愛犬が危険とされる食べ物を口にしてしまった場合、
すぐに動物病院で診てもらってください。食べたものがごく少量だったとしても、個体によっては中毒症状が起こることもあるので、様子見などせず、病院に駆け込むのが正解です。

わんこのNG食品リスト

ドライフルーツ

胃のなかで水分を含むと数倍に膨れ上がります。大量に食べると胃がパンパンになり、胃拡張を引き起こす可能性も。

鶏の骨

とがった骨が胃や腸に刺さってしまうと、開腹手術や内視鏡手術で取り除かなくてはいけなくなります。

キシリトール

肝臓毒性があり、少量でも死に至ることがあります。人間のお菓子にも使われている甘味料です。

ネギ類

アリルプロピルジスルフィドという成分が体内に吸収されると、血液中の赤血球を破壊して貧血や血色素尿などを引き起こします。

甲殼類・貝類

加熱されたものは大丈夫ですが、生だとさまざまな症状を引き起こすビタミンB1欠乏症になる可能性が。なお、魚介類ではマグロとカツオもNGです。

チョコレート

テオブロミンという成分が中毒症状を引き起こし、嘔吐や下痢、不整脈、興奮などにつながります。すぐに止めましょう。

まとめ

イヌは毎日、さまざまな植物を目にしています。庭のチューリップ、アジサイ。ベランダのアサガオ、パンジー。
散歩ルートに生えているユナンテン、キキョウ。こうした植物は毒性をもっていて、なかには犬の命にかかわるものもあります。
口にしようとしているのを見たら、すぐにやめましょう。

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